アウトレットボックスの種類
この記事では「アウトレットボックスの種類」について紹介します。
また選定ポイントについても解説していきます。
「アウトレットボックス」の概要や利用用途については以下の記事でご紹介しています。
まず、アウトレットボックスとプルボックスの違いや役割について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
アウトレットボックスとは
アウトレットボックスのサイズの種類
アウトレットボックスのサイズの種類については、上記記事にてご紹介した通り、JIS規格(※一部除く)がありサイズが決められています。
まずノックアウトと呼ばれる側面や背面に設けられる、電線管接続用の打ち抜き用の穴の直径サイズによる分類と「中形四角」と「大形四角」という2つの種類があります。中形は102mm、大形は119mmで規定されています。
つぎにボックスの深さによる分類があり、大きくは「浅形」と「深形」の2つの種類があります。浅形は44mm、深形は54mmと規定されています。ただし、ニーズ起点でメーカーによっては「浅々形」という35mmの深さのボックスを取り扱っている場合があります。
さらに、アウトレットボックスにはノックアウトと呼ばれるハンマーで叩けば穴を作ることができる部分があります。配管を接続するために上下左右底面にあり、底面の数は基本的に4つですが、側面の穴が2つもしくは3つのものが存在します。「2つ穴」、「3つ穴」という言い方をすることもあります。この穴の直径(ノックアウト径)に関しても21.5mm、27.1mm、34.0mmがあるため、現場で接続する電線管やコネクタに合ったボックス選定が必要になります。
アウトレットボックス選定のポイント
アウトレットボックスを選定する際、一番大事になってくるポイントは「スペースの大きさ」です。下記詳細について解説していきます。
「スペース」の大きさ:①設置想定場所
まずアウトレットボックスを設置するスペースの大きさを考慮してサイズを選びましょう。スペースを考慮してアウトレットボックスのサイズを選ばないと、アウトレットボックスが設置場所に収まらなかったり、周囲のデザインや機能を妨げるリスクがあります。
「スペース」の大きさ:②ボックス内のスペース
もうひとつ、設置スペースともうひとつ考慮しないといけない場所が「ボックス内のスペースの確保」です。アウトレットボックスは配線やケーブルの接続部分を収納し、保護する役割も担う箱型のケースです。線やケーブルを接続するスペースを十分に確保できるよう、線やケーブルの合計の径や接続部材の大きさなど確認する必要があります。スペースが不足していると、配線の取り回しや接続作業が困難になる可能性があります。
まとめ
今回は、アウトレットボックスの種類やアウトレットボックスの選定ポイントを紹介しました。アウトレットボックスは全体サイズや深さ、穴の数、素材など、さまざまな使用環境や設置スペースの大きさを想定し各種製造されており、各シーンに対応できる部材です。
そのため、今回の記事を参考に、皆様の現場にあったアウトレットボックスを選定していただければ幸いです。
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