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電材の基礎を学ぶ

ダクトカバーの種類

ダクトカバーの種類

電気配線を保護する「金属ダクト(レースウェイ)」に欠かせないダクトカバー。

一言でカバーと言っても、実は材質(素材)や固定方法(形状)には多くの種類があり、現場の環境や目的に合わせて最適なものを選定する必要があります。

もし、環境に合わないカバーを選んでしまうと、早期に錆びてしまったり、熱がこもって配線に悪影響を与えたりするリスクがあります。

本記事では、ダクトカバーの主な種類を「材質」と「形状」の2つの視点から分類し、それぞれの特徴と正しい選び方について解説します。

【材質別】ダクトカバーの種類と特徴

ダクトカバーの耐久性や耐食性を決める最も重要な要素が「材質(および表面処理)」です。設置場所の環境に合わせて選ぶのが基本です。

① 鋼板製(SPCC、SECCなど)+塗装・めっき

最も一般的で、主に屋内で使用されるタイプです。

安価で加工しやすく、オフィスビルや学校、商業施設などの天井裏や機械室で広く採用されています。

  • 特徴:コストパフォーマンスが良い。メラミン焼付塗装などで指定の色に仕上げることも可能。
  • 適した場所: 一般的な屋内環境(水気や湿気が少ない場所)。

② 高耐食性めっき鋼板製(ZAM、スーパーダイマなど)

アルミニウム、マグネシウム、亜鉛の合金めっき層を持つ鋼板です。

ステンレスに迫る高い耐食性を持ちながら、ステンレスよりも安価であるため、近年急速に普及しています。

  • 特徴: 非常に錆びにくく、傷がついた部分もめっき成分が保護被膜を作る(自己修復作用)。
  • 適した場所: 屋外、湿気の多い場所、沿岸部に近い施設など。

③ ステンレス鋼板製(SUS304など)

極めて高い耐食性と強度を持つ材質です。

錆(サビ)に強く、衛生的であるため、特殊な環境下で選ばれます。

  • 特徴: 抜群の耐食性と耐久性。見た目も美しい。コストは高め。
  • 適した場所: 化学工場、食品工場(薬品洗浄を行う場所)、下水処理場、塩害の激しい沿岸部。

④ アルミニウム製

鉄やステンレスに比べて非常に軽量で、加工性や意匠性(見た目)に優れています。

  • 特徴: 軽いので高所作業の負担が少ない。磁気を帯びない(非磁性)。
  • 適した場所: 意匠性が求められる露出配管、軽量化が求められる場所。

【形状・構造別】ダクトカバーの種類と特徴

「どうやって固定するか」「穴が開いているか」といった形状の違いは、施工の効率や機能性に影響します。

① ねじ止め式(ビス固定式)

カバーをダクト本体に「ねじ(ビス)」で固定するタイプです。

  • メリット: 振動や衝撃があっても外れにくく、確実に固定できるため安全性が高い。
  • デメリット: 取り付け・取り外しに工具が必要で、手間がかかる。

② 嵌合(かんごう)式・ワンタッチ式

ねじを使わず、パチンとダクト本体にはめ込んで固定するタイプです。

  • メリット: 工具不要でスピーディーに施工でき、点検時の着脱も容易。
  • デメリット: ねじ止め式に比べると、強い衝撃で外れるリスクがある場合も(製品による)。

③ パンチング(穴あき)タイプ

カバーの全面に多数の穴(パンチング加工)が開いているタイプです。

  • メリット: 通気性が良く、ダクト内部の熱を逃がす(放熱効果)。中が見えるため目視点検がしやすい。
  • デメリット: 埃や塵が内部に入りやすい。

失敗しないダクトカバーの選び方まとめ

これらを踏まえ、現場に合ったカバーを選ぶための基準をまとめました。

設置環境・目的 推奨されるカバーの種類(例)
一般的な屋内オフィス 鋼板製(塗装仕上げ) / ねじ止め or 嵌合式
屋外・軒下 高耐食性めっき鋼板 / ねじ止め式(風対策)
食品工場・厨房 ステンレス製 / 嵌合式(清掃性重視)
サーバールーム(熱対策) 材質問わず「パンチング(穴あき)」タイプ

まとめ

ダクトカバーには、材質(鋼板、ステンレス、高耐食めっき等)や形状(ねじ止め、嵌合、穴あき等)によって多くの種類があります。

「とりあえず蓋ができればいい」と適当に選ぶのではなく、**「どこに設置するのか(屋内・屋外)」「何を重視するのか(耐食性・放熱性・施工性)」**を明確にして選定することが、長く安全に使える設備構築の鍵となります。

現場に最適なダクトカバーをご提案します

八州電工では、一般的な鋼板製から高耐食性めっき、ステンレス製まで、多種多様な材質・形状のダクトカバーを取り扱っております。

「この環境にはどの材質が良いか?」「特殊な色で塗装してほしい」といったご相談や、特注サイズの製作も承っております。

詳細なラインナップや仕様については、下記の製品ページをご覧ください。

八州電工の「ダクトカバー」製品ラインナップを見る

YASHIMA DENKO Co.,LTD.

八州電工株式会社(ヤシマデンコウカブシキカイシャ)
1914年創業の大阪に本社を置く金属加工・電設資材メーカーです。

独自の生産体制を整え、オーダーメイド製品(特注品)から大量生産品まで対応が可能です。品質はもちろん、納期・数量に応じた八州独自の製品を提供しています。