配線設計|第二種電気工事士学科試験【過去問と解説】
第1問
低圧屋内配線の合成樹脂管工事で,管内に直径 2.0 mm の 600V ビニル絶縁電線(軟銅線)を
4 本収めて施設した場合,電線 1 本当たりの許容電流[A]は。
ただし,周囲温度は 30℃以下とする。
許容電流に関する問題です。
この問題では単線とより線それぞれの電線太さごとの許容電流を暗記しておく必要があります。
許容電流 35A × 電流減少係数 0.63 = 22.05A
この問題では電流減少係数が掲載されていないので、そちらも一緒に覚えておきましょう。
3本以下は0.7 / 4本は0.63 / 5~6本は0.56 となります。
第2問
図のように定格電流 50 A の過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して,
7 m の位置に過電流遮断器を施設するとき,ab 間の電線の許容電流の最小値[A]は。

分岐した幹線 a-b間の長さが
3m以下 → 許容電流に制限なし
3m超~8m以下 → 定格電流の35%以上
8m超 → 定格電流の55%以上
上記となり、この設問では a-b間の長さが 7m なので
定格電流 50A x 0.35(35%) = 17.5A
第3問
低圧屋内配線の分岐回路の設計で,配線用遮断器,分岐回路の電線の太さ及び
コンセントの組合せとして,適切なものは。
ただし,分岐点から配線用遮断器までは3 m,配線用遮断器からコンセントまでは8 m とし,
電線の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。
また,コンセントは兼用コンセントではないものとする。




正しい組み合わせを覚える必要がありますが、
① 遮断器(ブレーカー)よりコンセントの方が大きいものは 誤り(イ)
② 遮断器(ブレーカー)に対して コンセントが小さすぎるものは 誤り(ニ)
あとは ブレーカーのサイズと電線の太さの組み合わせを見て
正しい方を 選ぶ と 消去法で簡単に正答を見つけることが出来ます。
第4問
合成樹脂製可とう電線管(PF 管)による低圧屋内配線工事で,管内に断面積 5.5 mm2 の
600 Vビニル絶縁電線(軟銅線)3 本を収めて施設した場合,電線 1 本当たりの許容電流[A]は。
ただし,周囲温度は 30℃以下,電流減少係数は 0.70 とする。
許容電流に関する問題です。
この問題では単線とより線それぞれの電線太さごとの許容電流を暗記しておく必要があります。
許容電流 49A × 電流減少係数 0.70 = 34.3A
第5問
図のように定格電流 100 A の過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して,
6 m の位置に過電流遮断器を施設するとき,ab 間の電線の許容電流の最小値[A]は。

分岐した幹線 a-b間の長さが
3m以下 → 許容電流に制限なし
3m超~8m以下 → 定格電流の35%以上
8m超 → 定格電流の55%以上
上記となり、この設問では a-b間の長さが 6m なので
定格電流 100A x 0.35(35%) = 35A
第6問
低圧屋内配線の分岐回路の設計で,配線用遮断器,分岐回路の電線の太さ及びコンセントの組合せとして,適切なものは。
ただし,分岐点から配線用遮断器までは3 m,配線用遮断器からコンセントまでは8 m とし,
電線の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。
また,コンセントは兼用コンセントではないものとする。




正しい組み合わせを覚える必要がありますが、
① 遮断器(ブレーカー)よりコンセントの方が大きいものは 誤り(ロ)
② 遮断器(ブレーカー)に対して コンセントが小さすぎるものは 誤り(ハ)
あとは ブレーカーのサイズと電線の太さの組み合わせを見て
正しい方を 選ぶ と 消去法で簡単に正答を見つけることが出来ます。
第7問
図のような電熱器 H 1 台と電動機 M 2 台が接続された単相 2 線式の低圧屋内幹線がある。
この幹線の太さを決定する根拠となる電流IW[A]と幹線に施設しなければならない
過電流遮断器の定格電流を決定する根拠となる電流IB[A]の組合せとして,適切なものは。
ただし,需要率は 100 %とする。

IB 125
IB 130
IB 130
IB 150
解き方(公式)を覚えておく必要があります。
この設問の場合は
電熱器 10A x 1台 x 需要率100%(1) = IH = 10A
電動機 20A x 2台 x 需要率100%(1) = IM = 40A
IM > IH → IM ≦ 50A → 1.25 x IM(40A) + IH(10A) = IW 60A
遮断器の定格電流は、電動機の定格電流の合計値を3倍した値と、
他の電気機器の定格電流の合計値を足し合わせた値以下であること。と定められている為
IM 40A(電動機の合計) x 3 x IH 10A(電熱器の合計) = IB 130A
第8問
図のように定格電流 50 A の配線用遮断器で保護された
低圧屋内幹線から VVR ケーブル太さ 8 mm2(許容電流 42 A)で低圧屋内電路を分岐する場合,
ab 間の長さの最大値[m]は。
ただし,低圧屋内幹線に接続される負荷は,電灯負荷とする。

この問題は 幹線の許容電流が遮断器の容量の何%あるかを求めます。
許容電流 42A ÷ 遮断器 定格50A = 0.84(84%)
分岐した幹線 a-b間の長さが
3m以下 → 許容電流に制限なし
3m超~8m以下 → 定格電流の35%以上
8m超 → 定格電流の55%以上
上記に基づき、この設問では 幹線の許容電流が 定格の84%あり、8mを超えることが出来る。
よって、「制限なし」となる。
第9問
定格電流 12 A の電動機 5 台が接続された単相 2 線式の低圧屋内幹線がある。
この幹線の太さを決定するための根拠となる電流の最小値[A]は。
ただし,需要率は 80%とする。
解き方(公式)を覚えておく必要があります。
この設問の場合は
電動機 12A x 5台 x 需要率80%(0.8) = IM = 48A
IM > IH → IM ≦ 50A → 1.25 x IM(48A) + IH(0A) = IW 60A
第10問
定格電流30 Aの配線用遮断器で保護される分岐回路の
電線(軟銅線)の太さと,接続できるコンセントの図記号の組合せとして,適切なものは。
ただし,コンセントは兼用コンセントではないものとする。
正しい組み合わせを覚える必要がありますが、
① 遮断器(ブレーカー)よりコンセントの方が大きいものは 誤り(イ・ロ)
→ コンセントの図記号で アンペア数の記載が無いものは 定格15Aです。
② 遮断器(ブレーカー)に対して コンセントが小さすぎるものは 誤り(無し)
あとは ブレーカーのサイズと電線の太さの組み合わせを見て
正しい方を 選ぶ と 消去法で簡単に正答を見つけることが出来ます。


