ダウンロード

ダウンロードリスト アイコン
GLOBAL
電材の基礎を学ぶ

金属ダクトとは

この記事では「金属ダクト」について紹介します。
また、金属ダクトの役割、活用シーン・用途について解説していきます。

金属ダクトとは?

金属ダクトとは、多数の電線やケーブルを収納・整理・保護するために用いられる配線環境で特に多く使われる設備です。 「ワイヤリングダクト」や「ケーブルダクト」と呼ばれることもあります。主に工場やビルなどで用いられており、高速道路下でも見かけることができます。

金属ダクトと金属線ぴの違い

金属ダクトは、電気設備技術基準で幅が5cmを超え、かつ厚さが1.2mm以上の鉄板またはこれと同等以上の強さを有する金属製のものと定められています。幅が5cm未満のものは「金属線ぴ」となり、製品名としてはメタルモール(1種金属製線ぴ)やレースウェイ(2種種金属製線ぴ)と呼ばれています。

金属ダクト工事時の注意点

金属ダクトの設置基準は、電気設備技術基準にて定められており、基準に沿って施工する必要があります。以下にていくつかご紹介します。

①電線は内部断面積の20%以下に収納すること

ダクトに収める電線の断面積(絶縁被覆の断面積を含む。)の総和は、ダクトの内部断面積の20%以下であることとされています。ただし、電光サイン装置、出退表示灯、その他これらに類する装置又は制御回路等の配線のみを収める場合は、50% 以下とすることができると定められています。

②ダクト内に電線の接続点を設けないこと

ダクト内に電線やケーブルの接続点を設けることは推奨されていないが、電線を分岐する場合において、その接続点が容易に点検できるときは設けてもいいとされています。

③ダクトの支持点は3m以下の間隔(水平)で設けること

ダクトを造営材に水平に取り付ける場合は、ダクトの支持点間の距離を3m以下とします。取扱者以外の者が出入りできないように措置した場所において、垂直に取り付ける場合は、6m以下とし、堅ろうに取り付けることと定められています。

まとめ

今回は、金属ダクトの概要と設置条件を紹介しました。

金属ダクトとは、多数の電線やケーブルを収納・整理・保護するために用いられる配線環境で特に多く使われる設備です。金属ダクトは製品や工事に関して「電気設備技術基準」に定められていることが多いため、基準に沿った電材の購入、施工が必要になります。

 

「金属ダクトの種類」については下記記事にてご紹介していますので、ぜひ本コラムと一緒に読んでいただけますと幸いです。

金属ダクトの種類

 

金属ダクトなら八州電工へお任せください!

八州電工では、標準品・特注品の「金属ダクト」をご用意しています。

金属ダクトの製品情報はこちら 

現場に合う金属ダクトの選び方やお見積り・オーダーは、お気軽にいつでも八州電工へお問合せください。

八州電工お問合せページ 

YASHIMA DENKO Co.,LTD.

八州電工株式会社(ヤシマデンコウカブシキカイシャ)
1914年創業の大阪に本社を置く金属加工・電設資材メーカーです。

独自の生産体制を整え、オーダーメイド製品(特注品)から大量生産品まで対応が可能です。品質はもちろん、納期・数量に応じた八州独自の製品を提供しています。