
コンクリートボックスとは
この記事では「コンクリートボックス」について紹介します。
また、その他のボックス類との違いについても解説していきます。
コンクリートボックスとは?
コンクリートボックスとは、配線の分岐や接続部分を収納・保護するボックスで、コンクリートに埋め込む必要がある場合に使用する資材です。
コンクリートボックスはJIS C 8435(合成樹脂製ボックスおよびボックスカバー)とJIS C 8340(電線管用金属製ボックス及びボックスカバー)の規格に基づいて設計されており、形状は四角形の中型、大型、八角形などのバリエーションがあります。
類似用途の各種ボックス類との違い
コンクリートボックスの他にも、配線工事によく使われるボックスがあります。
具体的に、コンクリートボックス以外のボックスについては、以下の3つが挙げられます。
- コンクリートボックスとアウトレットボックスの違い
- コンクリートボックスとスイッチボックスの違い
- コンクリートボックスとプルボックスの違い
それぞれの種類との違いについて解説していきます。
コンクリートボックスとアウトレットボックスの違い
アウトレットボックスは、コンクリートボックスと同様、電線やケーブルの接続部分を収納し、保護する役割の箱型のケースです。コンクリートボックスとの違いは「コンクリートの構造物に埋め込む必要があるかどうか」です。たとえば、天井内部や壁への取付などのコンクリートへの埋め込みが必要ない場合は、アウトレットボックスを使用します。
コンクリートボックスとスイッチボックスの違い
スイッチボックスは、埋め込みスイッチや埋め込みコンセントを取り付けるためのボックスのことを指します。連用枠を取り付けるための構造が備わっており、ネジで固定できるように突起が設けられています。スイッチボックスもコンクリートの埋め込みは可能ですので、コンクリートボックスとの違いは「電線やケーブルの分岐・接続部分を収納する用途かどうか」です。
コンクリートボックスとプルボックスの違い
プルボックスは、コンクリートボックスの用途と同様、電線やケーブルの分岐・接続および敷設を容易にするためのボックスです。プルボックスとコンクリートボックスの主な違いは、そのサイズ展開にあります。プルボックスは、サイズの種類が豊富で大きなものだと600mm立方サイズ(※特注の場合、さらに大きいサイズも可能)まで取り扱いがあります。それに対し、コンクリートボックスはJIS規格がありサイズが限られています。
まとめ
今回は、コンクリートボックスの概要とその他のボックス類との違いを紹介しました。
コンクリートボックスは、配線の中継を目的としたボックスで、コンクリート構造物に埋め込む際に使用されています。
また、ボックス型の資材は複数種類がありますが、用途や使用環境に応じて各種使い分けが必要になります。
今回の記事を参考に、皆様の現場にあった資材を活用していただければ幸いです。
「コンクリートボックスの種類」については下記記事にてご紹介していますので、ぜひ本コラムと一緒に読んでいただけますと幸いです。
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